「正しい情報」とは何か。
率直に結論を言うと、実際に自身の五感で確かめた事象が
正しい情報たるものと考える。
現代社会は膨大な情報に溢れている。
インターネットやSNSの急速な進化に伴い、
TVや新聞などの情報ツールが最早遅いと言われるほど
迅速かつお手軽に数分前に発生した出来事を知ることができる。
しかしその情報ははたして正しいものなのだろうか。
何かしらの媒体から入手する情報は大多数が
発信者の切り抜き、加工品である。
意図的か否か、影響力はさておき、添えた写真やコメントによって
受け手側の先入観や印象なども操作できてしまう。
発信者が存在する情報は受信者がいて初めて伝わるものであり、
発信者側の意図と受信者側の汲み取り方は必ずしもイコールではない。
動物的、本能的な側面から考えると
人間以外の動物もそれぞれ特化した感覚器官を用いて
危険の察知や食糧の居所など生命維持する為の情報を入手している。
一部の動物には情報を伝達し合う動物もいるが
その動物たちも何かしらの感覚器官が発達している。
つまるところ、実際にこの目と鼻と肌と口と耳で確かめて、
五感からの情報を以ってでしか
正しい情報というのは知り得ないのである。