英語圏で生まれて育ち、TOEICほぼ満点のネイティブの先輩が
前職の職場にいた。
英語の効率良い学習方法などを聞いてみるも
「物心つく前から身に付いていたのでわからない。」とのこと。
まぁそうか。自分も英語が母国語の人に効率の良い日本語の学習方法を
教えてあげられる自信は無い。
何が言いたいかというと、
英語を母国語とするネイティブが教える英語と
日本語を母国語とする英語熟練者が教える英語、
英語と異なる源流を持つ言語を母国語とする英語熟練者が教える英語は
プロセスや前提条件が異なると思うのだ。
日本語話者が英会話を学び始めた際、慣れない内は
1、日本語で言いたいことを思い浮かべる。
2、それぞれの単語を英単語に変換する。
3、語順を並べ替えて言葉にする。
という流れで思考するだろう。
慣れてくるとある程度決まったフレーズを応用して
反射的に話すこともできるのだが
英会話を始めたての頃は1→2のプロセスで
中々英語に変換できず、結果時間が経つだけで何も言えず歯痒い思いをするだろう。
そういった場合は極力シンプルで、
かつ短い文章にして複数に分けて言うことを
心掛けるとぐっと話しやすくなる。
【例文】
昨日ジムに行ってきた後にパブで1杯のビールを飲んだので、少し酔っ払ってしまった。
I was a bit drunk yesterday because I had a pint of beer in the pub after I went to the gym.
例えば上記の例文を一度に完璧に話そうとすると、
日本語から英語への変換、時系列、過去形の使用や
英文の語順などを一度に考えてしまい混乱してしまうだろう。
そういう場合は
「Yesterday, I was a bit drunk. 」
「Because I had a pint of beer in the pub,」
「after I went to the gym.」
のように各文章を小分けで伝える、
最初に結果から話し始めるのを意識するだけで
幾分か話しやすくなると思う。
慣れないうちは日本語と同じように最初に昨日(Yesterday)と
言い始めても問題無く伝わる。
ネイティブの話し方を聞いてみても
上記のように短い文章を繋げて話していることも多い。
また全ての英会話がきれいな5文型に当てはまるわけでもない。
語学学校の先生との或る日の雑談
先生「Hi いむな, What did you do yesterday?」
私「I went to the Casino. I was so excited!!」
先生「Oh, good. You win?」
私「Nooo, but good experience for me. I think.」
先生「Yeah, interesting.」
先生「やぁ いむな、昨日は何したの?」
私「カジノへ行ったよ。とても興奮した!」
先生「おお、いいね。勝ったの?」
私「いや〜、でも私にとって良い経験だよ。そう思ってる。」
先生「そうだね、おもしろ」
と日本語のカジュアルな会話と同様、
割とくだけた文章や単語だけでも会話は成立するのだ。
まぁこれは雑談程度のコミュニケーションであって
仕事に活かすとなるともっとしっかり話せないといけないのだが…
うわぁ頑張ろう…